バイオリンを持つ

2019年5月26日日曜日

t f B! P L
 左胸の上部で、肩当てを持ち上げるイメージを持ちましょう。
 「はじめに」でも書いた、弾いている途中で頭やバイオリン本体が下がってくる症状の対策でもあります。

 ※バイオリンを「かまえる」という表現もよく見聞きします。しかしこの表現は、動きが固まるような印象を、個人的には持っています。そのため、ここでは「持つ」という表現にしています。

持つときの順序

  • まず立って、背筋を伸ばしてください。頭を上から吊られるイメージをプラスすると、さらに良いです。

  • 次に、深く息を吸ってください。すると、胸(大胸筋)が上に上がると思います。上がった左大胸筋上に肩当てが載るように、バイオリンを持ってください。

  • この状態を保ったまま、あご当てにあごが触れた状態で、あごを引いてください。

 頭の重さを、あご当てを通して上から楽器にかけるのではなく、バイオリンを下から支えて、安定して楽器を持てるイメージをつかめているでしょうか?

 このイメージであれば、OKです。弾いている間も、このイメージをキープしてください。

バイオリンと音符

姿勢良く


 つまりは、姿勢を良く、ということになります。

 「堂々としすぎかな?」

 と思うくらいで、ちょうどよく見えるものです。試しに大きめの鏡の前で、少し大げさに背筋を伸ばしたり、胸を張ってみてください。それでもおそらく、何の問題もなく見えると思います。


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